
最新号『最新医療経営 PHASE3』6月号 VOL.490
緊急レポート 高齢者住まいの 医療・介護「質」を問う
緊急レポート 高齢者住まいの 医療・介護「質」を問う
高齢者向け住まいの整備が進み、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の施設数は急増している。運営主体の多様化に伴い、医療・介護サービスの提供体制も広がりを見せる一方、囲い込みによる利用者の選択制限や、訪問看護の高額化、紹介手数料の不透明さといった課題も浮かび上がっている。厚生労働省は有老ホームの実態把握に乗り出し、制度的対応を検討しているが、財務省もまた、社会保障費適正化の観点から問題提起を行っている。
病院トップの経営者魂
中山 俊の医師の「働きがい改革」【特別編】
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横倉義武
日本危機管理医学会代表理事/日本医師会名誉会長
医師の健康を確保し、医療の質・安全を向上させることを目的に医師の働き方改革がスタートして約1年が経過した。医療DXや複数主治医制、タスクシフト・タスクシェアなど現場では、診療の効率性を高めるためのさまざまな工夫が行われるようになっている一方、若い医師の研鑽の機会の減少やモチベーションの低下などが危惧されている。この医師の働き方改革や医師のモチベーションの向上、今後の医師のあり方などについて、日本医師会長を4期8年、世界医師会長も務められた横倉義武先生と、医療現場の課題を解決するために、医師同士が情報を共有できるプラットフォーム構築に取り組むアンター株式会社代表取締役の中山俊先生に話し合ってもらった。
高橋教授のこの人に会いたい
次号予告 2025年7月号 VOL.491(2025年6月10日 発行)
特集 病院経営に貢献できる医療経営士の育て方(仮題)
医療機関をマネジメントするうえで必要な医療、および経営に関する知識と経営課題を解決する能力を有し、実践的な経営能力を備えた人材として全国で活躍している医療経営士。現在、病医院に限れば2000人以上の医療経営士が所属しており、事務職員に資格取得を促す医療機関も出てきているが、有資格者はいるものの十分に活躍ができていないというケースも少なくない。医療経営士が活躍できる病院とそうでない病院とでは何が異なるのか。どうすれば院内で医療経営士が育つのか、医療経営士が育つと病院はどうなるのか──。最前線で活躍する医療経営士の声を届ける。